調査手法

調査手法01 調査手法02

当社が実施した街頭調査の様子。
条件に合った対象者を無作為に選び、調査員が個別面接聴取している。

定量調査

定性調査

定量調査とは

定量調査とは、通常、設問と選択肢を用意した調査票(紙あるいは画面)を使って行い、一定数の対象者の回答を得て、調査結果を数値(%など)で表示する調査です。言い換えれば、「仮説を検証すること」を目的とした調査です。代表的な定量調査の手法を説明します。

交通広告調査(街頭調査)

調査員が駅構内やホームで、駅・電車の利用者に面接で質問していく手法で、街頭で一般の通行者に対する場合も同様です。

  • 質問量が少ない調査、特定の広告との接触直後の調査をしたい場合などに用いられます。
  • 広告の認知率調査や、クリエイティブチェックなどに向いています。

来店客調査

大型店や量販店などの小売店の店頭で、調査員が対象者に直接質問して回答を得たり、配布した調査票に回答を記入してもらうなどの方法で行います。

  • 顧客の購買行動(競合状況)の把握、満足度の測定に用いられます。
  • 商圏を特定し、チラシの配布エリアを検討する場合などにも用いられます。

CLT(セントラルロケーションテスト:会場テスト)

設定された会場内で調査を行います。対象者を事前リクルートしておき指定日時に来てもらうケース、会場周辺で当日リクルートするケースがあります。
調査は、調査員が対象者に直接質問して回答を得る、対象者自身に調査票へ回答を記入してもらう、などの方法で行います。

  • 試食・試飲テスト、CM評価など、商品やCMを実際に使って(見て)もらった評価が得られます。
  • 質問量が多い場合(所要時間20分以上)に用いられます。

郵送調査

郵便などで調査票と返信用封筒を送付し、対象者自身に回答を記入・返送してもらいます。

  • 対象者リストがあらかじめ用意されているメーカーや商品の顧客調査、追跡調査などで多く用いられます。
  • 対象者が散在している場合に効率的な手法です。

電話調査

電話帳などから対象者を無作為に抽出し、調査票の質問に沿って調査員が電話口でヒヤリングします。

  • 内閣・政党支持の世論調査や購読新聞調査まで、調査期間が短く、スピードを求められる場合に使われる手法です。
  • 住民基本台帳閲覧の制約のために、最近、需要が増えています。

インターネット調査

インターネットを利用して、対象者のパソコンから画面上の調査票に回答してもらいます。

  • 一般のインターネット普及率が7割を超え、近年多用されるようになっています。「母集団からの代表性」「ランダム性」が確保されているかどうかについては、議論のあるところです。
  • スピード・コスト面で優れ、ある程度の質問量も可能です。画像、動画などを見ながら回答してもらうことができます。

訪問面接調査

住宅地図や顧客リストなどから対象者を無作為に抽出し、調査員が対象者宅を訪問して直接、面接・聴取します。

  • 個人の意識を調べたり、地域や公共のテーマに対する意見聴取に適しています。
  • 調査員が対象者本人を確認してフェイス・トゥー・フェイスで調査を実施・コントロールすることができます。

訪問留置調査

住宅地図や顧客リストなどから対象者を無作為に抽出し、調査員が対象者宅を訪問して回答記入を依頼し、調査票を一定期間留め置きします。後日、再度訪問した調査員が点検・回収します。

  • 商品の使用実態調査や、日記形式の自記式調査など、回答に時間がかかる場合、時間的な経過とともに回答してもらう場合に向いています。

ホームユーステスト

新製品(日用品、食品)などの発売前に、一定期間、実際に家庭で使用してもらい、その評価を調査する手法です。

  • 実際に近い使用環境での評価が得られるので、製品の改良に有効な情報を入手できます。

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定性調査とは

定性調査とは、結果を言葉中心に表現するものです。質問に対して選択肢などの制約を設けず、自由な表現で回答してもらいます。1つのテーマ(商品やサービス、CMなど)をただ好きか嫌いか、AかBかではなく、こういう部分が好き、反対にこうすれば良くなるのに、といった意見やその背景にある「深層心理」から、商品・サービスのヒントやアイデアの素材を発見するための調査といえます。言い換えれば、「仮説を探すこと」を目的とした調査です。そして、定性調査で発見した仮説を検証するために一般的に用いられるのが定量調査だと言えます。

グループインタビュー

5〜7人くらいの対象者をリクルーティングし、司会者(モデレーター)がインタビューフローをもとに座談会形式で行い、その回答(発言)から対象者の「深層心理」を捉えることができる手法です。定量調査では捉えられない、意識や行動の裏側にある消費者心理を把握することが可能です。

  • 対象者同士がお互いの発言によって交互作用が得られ、話題がどんどん展開していく(グループダイナミズム)点が優れています。
  • また、例えば飲料の新商品を対象とした場合、パッケージデザイン評価や持ちやすさ、実際に試飲してもらった味の評価までを司会者を中心として細かくフォローできます。既製品であれば、そのユーザーを集めたロイヤリティの検証など用途は多岐にわたります。

デプスインタビュー

調査員と回答者が1対1で質問を重ねていく、インタビュー形式の調査方法。

  • 他人の目を意識しない、本音の部分を引き出すことが可能になります。
  • 例えば、ある商品を購入しない本当の理由を知りたいとき、回答者の日常の生活ぶりなどを詳細に聞き出しながら、時間をかけて本音に迫ることができます。

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